小次郎ブログ

男としての格を上げたい

彼女の親と対面

キツい一日だった。彼女を家に泊めていたら、彼女の親から鬼電がかかってきた。1時間の内に30回くらい来ていた気がする。どうやら家にロクな連絡も入れず帰宅しない彼女を心配しているようだった。一度電話に出させてみたら、輩のような口調のお母さんの声が聞こえてきた。クソガキどこにおんねんゴルァ みたいな。笑えなかった。俺は彼女が泊りに来るときに、一応家の事情は大丈夫なのかという確認は取っていたのだが、まあ大丈夫なんじゃない?みたいな曖昧な答え方だった。最近あまり家に帰りたがらないのも、家族との仲があまり上手くいかないことも理由の一つのようだった。それで鬼電の後に俺が家に彼女を送っていくことに、そして彼女と一緒に謝ることにした。連絡を促さなかったことやら何やら。俺自身浅い考えだったかもしれないが、本音で言うと、俺関係なくね?悪くなくね?と言ったところだ。彼女が良いと言ったから家に招待していただけだ。そこは俺には何の非もないはずだった。彼女も自分の問題は自分で解決するだろうと思っていた。でもその辺りが俺の考えの甘さというか。彼女は打たれ弱い人だ。仕事はちゃんとしてるけど、でも自分の問題の本質から逃げ続けていた。その人間としての未熟さを俺は理解していなかったし、俺が口を出したり背負ったりすることでもないと考えていた。でもそれじゃダメなんだなぁと痛烈に感じた。ただ付き合っているだけ、相手の問題は相手の問題、その認識じゃダメだ。相手の問題や悩みに共感さえしていれば、彼女は自分自身の力で問題を解決していくと思っていた。違う。俺は彼女の内側に切り込んでいって、彼女を導く必要があるようだ。それこそ会社の上司が部下の世話を焼くように。部下が誰かに迷惑をかけたら上司が謝りに行くように。彼女の責任は俺の責任。そう認識した上で彼女を導いていかなければいけないのだ。これは自分が彼女に好かれたいとか、関係を長続きさせようとか、そんな個人の感情の問題を超越している。自分の利益や感情だけを優先して付き合っていられる状況では無くなった。浅い考えで彼女と付き合っていたら、俺はこの時点で重荷に感じて潰れていたかもしれない。俺は背負わなければいけないのだ。彼女を導いて一人前にさせなければいけない。これからはただの男女のお付き合いではないのだ。望むところだ。俺はそれだけの覚悟をして付き合い始めたのだから。